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私たちの設計に対するスタンス

 
 
ギリシャ・ローマの昔から優れた建築は用・強・美を兼ね備えていなければならない」とされてきました.   私たちはそれに‘経’を付け加え,‘用’‘強’‘美’‘経’の4要素を兼ね備えた建築を作るように心掛けています.
用 機能(Function)のことで,そのなかでの生活や活動が快適におこなえるための,建物の使い勝手のよさのことです.
強 性能(Performance)のことで,強度・安全性・耐久性・遮音性・断熱性など建物に必要とされる物理的諸性能のことです.
美 意匠(Design)のことで,建物単体としての美しさだけでなく,町並みとの調和,景観に対する配慮など、地域の自然・文化・伝統などを考慮にいれたうえでの広い意味での美しさです.
経 経済(Economy/Ecology)のことで,かっては建設費や建物の維持費のことが中心でしたが,現在では省資源・省エネルギー・リサイクル性など,建物が環境にあたえる負荷までも考慮にいれたうえでの経済性を考える必要があります.

‘用’‘強’‘美’'経’の四要素をそれぞれ追求してゆくと,互いに相反しあう場合もあります.私たちは常に建築主と話し合いながら優先順位をさだめ,四要素のバランスがとれるように努力しています.安全で美しく、使い勝手がよくて環境に調和し,四季の移ろいを感じられる,そのような建築を実現することが私たちの目標です.